【自動車】タクシーから走行情報収集 トヨタなど実験開始

 トヨタ自動車KDDI、東京ハイヤー・タクシー協会は25日、共同で「つながるタクシー」の実証実験を開始したと発表した。東京都内を走る500台のタクシーにドライブレコーダーを搭載し、収集した情報をKDDIの無線ネットワークを使ってデータセンターに送る。収集したデータを活用し、タクシー事業者向けの新サービスの開発などに生かす。

 タクシーから収集する情報は、車両の前方画像や位置、速度、急ブレーキや急加速の状況など。これらの情報をもとに、車線ごとの混雑状況を地図上に表示する技術などの開発を目指す。実証実験は12月まで実施する。

 トヨタ自動車は通信大手との提携や実証実験を積極化している。2016年6月には、コネクテッドカー(つながる車)向けの通信サービス分野でKDDIとの提携を発表。17年3月には第5世代(5G)通信の活用を含めたコネクテッドカーの研究開発でNTTとの提携を発表している。

2017/4/25 20:46
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ25HLQ_V20C17A4TI5000/ http://mastetae.xyz/