【鉄道】外国人パス1.9倍 JR四国の昨年度 販売数4年連続最高

 JR四国の2016年度の鉄道営業概況によると、外国人旅行者向けフリーパス「ALL SHIKOKU Rail Pass」が1万8476枚となり、15年度に比べ1.9倍に増えた。インバウンド(訪日外国人)増加を追い風に12年度の発売以来、4年連続で最高を更新した。

 同パスの16年度の国・地域別シェアは香港41%(7537枚)、台湾34%(6233枚)、中国16%(2913枚)の順に多い。いずれも高松空港に定期便があり「高松駅を中心にした利用が多い」(JR四国)。パスは2日間用から複数あるが、最も長い5日間用が4割を占めた。

 売上高ベースで約1億3000万円と15年度より約7000万円増えた。17年度は枚数として3割増の2万5000枚を目指すという。

 同パスを含む16年度の運輸収入(取扱額)は全体で0.1%減の384億3000万円だった。2月が1日多いうるう年の効果などがはげ落ちたが、ほぼ前年並みを維持した。内訳は普通収入が0.1%増の337億5200万円。四国内が1.3%増、本州方面が0.4%減だった。定期収入は1.5%減の46億7800万円だった。


2017/4/25 6:00
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