【軍事】中国空母の23日進水説“不発”のナゾ 潮位理由で28日前後に延期か[4/25]

中国が遼寧省大連で建造していた初の国産空母について、複数の中国メディアは、海軍創設記念日の23日に進水するとの見通しを報じていたが、蓋を開けてみれば同日、進水作業は行われなかった。

ただの臆測だったのか、何らかの理由で予定が変更されたのか。

中国国防省の報道官は3月末、国産空母の進水について「皆さんを長く待たせないだろう」と発言。今月中旬には、官製メディアなどが23日進水説を唱え始め、ネットメディアにいたっては既定路線として「カウントダウン」も行っていた。

23日午前、空母の建造ドック近くの埠頭(ふとう)では進水作業を見守ろうと約100人の市民が集まり、香港のテレビ局クルーなど報道関係者の姿も。

ただ進水に適しているとされる満潮時刻を過ぎても目立った動きはなく、市民らは「きょうは進水しないようだ」と残念そうな表情を浮かべた。

23日にドックへの注水が開始されたことから「進水が始まった」と伝えたサイトもあったが、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は24日付で「進水とは直接関係ない作業だ」と打ち消した。

同紙は潮位を理由に28日前後に進水する可能性があるとの専門家の見方を伝えている。

大連は24日朝から雷雨に見舞われた。水浸しになった空母の甲板上では、ヘルメットをかぶった作業員約30人が整列している様子も見られたが、式典準備を進めている様子は確認できなかった。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170425/frn1704251700009-n1.htm
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