【軍事】核実験緊迫!日米が海上封鎖 正恩氏打倒でクーデター兆候、トランプ氏が送り込んだ「密使」[4/25]

 世界最強の米原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする第1空母打撃群と、海上自衛隊護衛艦「あしがら」「さみだれ」は23日から、西太平洋上で共同訓練を開始した。

 金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮が、25日の「建軍節」(朝鮮人民軍創建記念日)に合わせた「6回目の核実験」などを示唆するなか、日米同盟の絆で暴発を牽制(けんせい)する構えだ。

 安倍晋三首相と、ドナルド・トランプ米大統領は24日午前、電話首脳会談を行った。正恩氏の対応次第で、北朝鮮のクーデターを促す「海上封鎖」も検討する。トランプ氏が北朝鮮に送り込んだ「密使」とは。いち早く、朝鮮半島危機に警鐘を鳴らしてきたジャーナリスト、加賀孝英氏の独走リポート。

 「われわれの軍隊や人民は、『カール・ビンソン』のような核空母打撃群であっても、愚かな群れとしか見ていない。全面戦争には全面戦争だ!」

 「南(韓国)が灰になり、日本列島が沈没し、米国本土に『核の雹』(ひょう=爆弾)が降りそそいでも、後悔はするな。責任は挑発した(米国)側にある」

 北朝鮮の「アジア太平洋平和委員会」は21日の報道官声明で、米国をこう激しく罵倒し、日米韓3カ国を殲滅(せんめつ)すると宣言した。

 朝鮮半島が、今世紀最大の危機的状況に陥っている。

 北朝鮮が、85回目の「建軍節」に当たる25日前後に、国連安保理決議を無視して、「6回目の核実験」の強行を企てているからだ。

 米国は、北朝鮮の暴走を阻止すべく、原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする第1空母打撃群を朝鮮半島に向かわせている。同空母には、戦闘攻撃機FA18「スーパーホーネット」など約90機が搭載され、ミサイル巡洋艦ミサイル駆逐艦、攻撃型原子力潜水艦などを伴う。

 旧知の米情報当局関係者はこういう。

 「米国はここ数カ月、北朝鮮に警告を与えてきた。6回目の核実験を強行すれば、米国は容赦なく、最強特殊部隊による『斬首作戦』や、巡航ミサイル『トマホーク』、ステルス戦略爆撃機B2『スピリット』を使った『限定空爆』などを行う。先制攻撃だ。正恩体制は消滅すると。だが、冒頭の報道官声明は、米国に対する宣戦布告だ。米軍は許さない。激怒している」

 驚かないでいただきたい。水面下では、さらに激しい激突が起こっている。以下は、複数の米軍・米情報当局関係者、中国政府関係者から得た極秘情報だ。

 「正恩氏は当初、6回目の核実験を『金日成(キム・イルソン)主席の生誕105周年』の15日に決行する予定だった。だが、米国の恫喝(どうかつ)に震え上がり、直前で延期した。そのぶざまな姿に朝鮮人民軍の一部が憤慨している。クーデターの兆候も出てきた。正恩氏は半狂乱だ。核実験を強行しなければ名誉回復ができない。追い込まれている」

 恫喝の1つが、米軍が13日、アフガニスタンで初めて実戦使用した大規模爆風爆弾(MOAB)だ。「あらゆる爆弾の母」という異名を持ち、核兵器を除いて史上最大の破壊力を誇る。MOABの攻撃で、地下の基地にいたイスラム国(IS)戦闘員約100人が全滅した。「地下の秘密部屋」に隠れる正恩氏に対し、「お前の居場所は分かっている。殺すぞ」とやったのだ。

 「中国の習近平国家主席は12日、トランプ氏との電話会談で『(北朝鮮の暴発阻止のため)何でもやる』と約束した。だが、すべての対北工作に失敗した。北朝鮮朝鮮中央通信は21日、『誰かに踊らされて経済制裁に執着するなら、破局的結果も覚悟すべきだ』と論評した。習氏は、張り子のトラだ。大恥をかいた。実は、トランプ政権は(正恩氏の亡命を促すとみられる)『密使』を北朝鮮に派遣した。元情報当局幹部。大物だ」

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170425/frn1704251100004-n1.htm

(>>2以降に続く)

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/images/20170425/frn1704251100004-p1.jpg
米空母「カール・ビンソン」(ロイター)
http://mastetae.xyz/