【朝鮮日報】国民も恥ずかしかった過去最悪の韓国大統領選TV討論会[4/25]

中央選挙管理委員会主催の第19代韓国大統領選挙公式テレビ討論会が23日に行われたが、国民の間からは「あの中から本当に大統領を選ばねばならないのか」といった懐疑の声が聞こえるなど、文字通り最悪の討論会だった。

現在、大韓民国北朝鮮核兵器とミサイルの脅威にさらされ、軍事行動を含む米国と中国の対応がこの国の今後をどう決めるか分からない、まさに深刻な状況に直面しており、国民は好きか嫌いかに関係なく、現在の候補者の一人にこの国の運命を託さねばならない。

そのため23日の討論会は当然、北朝鮮問題が主なテーマになるはずだったが、実際は候補者全員が最初の質問に短く答えただけで終わった。

その内容も「米国との協力」「中国を通じた圧力」「多国間外交」「米国の戦術核再配備」など、いわば誰もが口にできるような内容ばかりだった。

国民は今、誰がこの国の安全を守る適任者か見極めようとしているが、結局討論会ではそれを検証するどころか、各自が言いたい話をするだけで終わった。

ある候補者は自らの家族に対する行き過ぎた検証を批判するだけで持ち時間のほぼ全てを使い切り、国防あるいは安全保障政策に関しては兵士の給与をいくら上げるなどくらいしか語らなかった。

インターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS、会員制交流サイト)では

「これ以上ない幼稚さ」
「この中の誰かを選ぶ選挙権そのものが恥ずかしい」
「結局今の国難は国民のせい」

などの厳しい評価ばかりだった。

今後は投票日まであと3回のテレビ討論会が予定されているが、もし23日と同じような内容が続けば、有権者は今の候補者全員から顔を背けるようになるだろう。


朝鮮日報朝鮮日報日本語版
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