【沖縄】翁長知事「あらゆる手法を使って戦う」 辺野古移設工事開始に猛反発

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古へ移設するため、政府は25日、埋め立て工事を始めた。
工事が進めば原状回復は難しくなり、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は「強行は許しがたい」と猛反発。
返還合意から21年。計画は迷走を重ねた末、地元の反対を押し切って工事に突入した。

 辺野古の米軍キャンプ・シュワブの北側の浜辺では、午前9時20分ごろから大型クレーンが動きだし、
網に入った数十個の石を水際に沈めた。20分ほどの間に5個が置かれ、その後は投入は確認されなかった。

 県は、現場に漁業取締船を派遣して工事を確認。翁長知事は県庁で報道陣に「あらゆる手法を適切な時期に行使し、
辺野古に新たな基地を造らせないという県民との約束を実現するため、全力で戦う」と徹底抗戦の構えをみせた。

 埋め立てが始まり、辺野古の海の自然環境は損なわれる。翁長知事は、埋め立て工事に必要な「岩礁破砕許可」の
期限が3月末に切れていると主張しており、今後、現場海域で浚渫(しゅんせつ)やくい打ちが行われた段階で「無許可で
岩礁を壊した」と認定して、すぐに工事差し止め訴訟を起こし、工事を止める仮処分を裁判所に申し立てる。

朝日新聞デジタル 4/25(火) 21:13配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-00000094-asahi-pol
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