Ｊ１北海道コンサドーレ札幌ＧＫ金山隼樹（２８）が、今季初ピッチで節目を飾る。札幌は２６日、札幌ドームでルヴァン杯・大宮戦に臨む。２５日は当地で最終調整。リーグ戦を含め、今季出番のなかった金山は「ここで結果を出すためにやってきた。目の前の一戦、１プレー、１球に全力を注ぎたい」。待ちかねた出場機会にあふれる感情を口にした。
２０１１年にＪＦＬ時代の長崎から始まったプロ生活で積み重ねた試合数は９９。ＪＦＬの３番手ＧＫから少しずつ歩みを進め、７年目で大台にたどり着いた。「やり慣れた大好きなホームで、ずっと立ちたかったＪ１の舞台で節目を迎えられる。当然、無失点を意識してる」。自身初のＪ１のピッチ。喜びを力に変え、勝利だけを目指す。
腐らず、時を待ってきた。「出られない悔しさはあった」。カップ戦にすら出られない状況にも、一切、手抜きも妥協もしなかった。「浮き沈みは誰でもあるもの。練習の中で出来なかった事を考え、そこをもっとやらないと…と取り組んできた」。常に実戦を想定し、課題修正に努めてきた。
今年に入り、体の切れを出すために小麦を絶つグルテンフリーを始めた。間食も好物の甘い物は口にせず、ナッツに切り替えた。「最高の状態」と自信を持って迎える戦い。その成果は、白星という結果で示す。（砂田 秀人）
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