【福島原発】三菱重工業、溶融燃料砕いて取り出す ロボットアーム公開

 三菱重工業は25日、東京電力福島第1原発廃炉に向けて開発中のロボットアームを神戸市の工場で報道陣に公開した。開発は国の廃炉事業の一環。遠隔操作して、事故で溶け落ちた核燃料(溶融燃料)を砕いて取り出すことを目指している。

 アームは幅70センチ、長さ7.1メートル。原子炉格納容器を水で満たすことができない場合、格納容器に穴を開けてレールを敷設し、溶融燃料があるとみられる原子炉下部まで運んで使う想定。油圧で動く駆動部が6カ所ある。

 国は今夏、溶融燃料取り出しに向けた検討を本格化させる予定だが、溶融燃料の分布状況や形状が分かっていない。アームは試作段階で、今後の炉内調査の進展に合わせ、先端部の形状などを検討する。【柳楽未来】

毎日新聞 4/25(火) 19:52配信
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