【小売】<大阪>難波一等地にエディオン、関西旗艦店 旧精華小跡地

 大阪市中央区難波3の旧市立精華小学校跡地で建設中の大型ビルに、家電量販店「エディオン」が入ることが決まった。関西の旗艦店として、2019年春ごろ開業する予定。精華小は建築的、歴史的な価値が高く、多くの地元の人たちに親しまれてきたため、外壁を往年の校舎のデザインにすることが検討されているという。【伊藤遥】

 エディオン広報課などによると、ビルは地下1階、地上9階建てで延べ約2万2800平方メートル。エディオンは「南海難波駅に近い一等地で、集客が見込める」とビル全体の借り上げを計画している。飲食店フロアの展開も考えている。

 大阪市によると、精華小は1873年に開校。昭和初期にできた鉄筋コンクリートの校舎はモダニズム建築として名高く、卒業生には喜劇役者の故藤山寛美さんも。1995年、児童数の減少で閉校され、その後、「精華小劇場」となった。しかし財政難で2011年に閉鎖された。

 13年に市の公募で、大阪市内の不動産会社「成信」が、約35億9000万円で土地と校舎を買収した。

 エディオンと成信は既に基本契約を結んでおり、近く正式契約を交わす予定。精華小校舎は取り壊されたが、歴史を伝える外壁デザインやモニュメントを取り入れる方針。

 地元商店街の服飾店で働く男性店員(42)は「長い間、跡地は空き地で、人が少なく危ないと思っていた。大型商業施設ができて人通りが増えてくれたら」と話していた。

毎日新聞 4/25(火) 10:08配信
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