【韓国】軍事的緊張で来韓日本人が伸び悩み 黄金週間特需にも影響?[04/25]

【ソウル聯合ニュース】韓国、中国、日本はすべて4月末~5月初めに祝日がある。韓国では5月初めに労働者の日(メーデー、1日)、釈迦誕生日(3日)、こどもの日(5日)が続き、中国は今月29日から来月1日まで労働節の連休を迎える。日本もゴールデンウイークだ。しかし、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対する中国の報復や朝鮮半島の軍事的緊張の高まりなどで、韓国の観光業界は連休の特需を見込めない恐れが出てきた。

◇日本政府の「渡航注意令」 来韓日本人伸び悩み

 韓国の文化体育観光部によると、今年3月に韓国を訪れた中国人観光客は前年同月に比べ39.4%急減した。中国当局が先月中旬から本格的に実施した韓国への団体観光商品販売禁止の余波によるものだ。

 危機に直面した観光業界は中国人の穴を埋めるために市場の多角化を急ぎ、東南アジアと日本の観光客に期待を寄せている。

 日本人観光客は、2012年9月から前年同月比で42カ月間減少傾向が続いたが、昨年2月に増加に転じてからは増え続けていた。ところが4月に入り、日本政府が韓国を訪問する国民に朝鮮半島情勢に注意するよう呼び掛けたこともあり、日本人観光客まで急減するかもしれないと心配する声が大きくなっている。

 韓国観光公社によると、今月初めまでは来韓日本人の増加率は前年同期比20%台だったが、北朝鮮の核問題と関連した「朝鮮半島危機」についての報道が増えたことで、増加率が2~3%に鈍化した。

 観光公社の関係者は「日本では朝鮮半島の状況を誇張して報道する傾向があり、日本人が不安を感じて旅行を延期しているようだ」とし、「ひとまず状況を見守っているが、北の朝鮮人民軍創建記念日(25日)が挑発なしに無事に過ぎることを期待している」と述べた。

 日本の外務省は今月11日、「海外安全ホームページ」に「北朝鮮は核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していることから(中略)朝鮮半島情勢に関する情報には、引き続き注意してください」とし、「韓国への滞在・渡航を予定している方、また、すでに滞在中の方は、最新の情報に注意してください」との内容を掲載した。これ以降、日本の地方自治体や学校が韓国への学生派遣や修学旅行を中止するなど、波紋が広がっている。

 ロッテJTBの関係者は「日本人観光客の韓国旅行のキャンセルはあるが、まだ多くはない」とする一方、「ただ、新規予約はあまり入っていない」と説明した。

◇免税店業界 日本人観光客確保に総力

 免税店業界も不安定な朝鮮半島情勢を理由に日本人観光客が減少することを心配する雰囲気だ。

 業界関係者は「基本的に日本人客は個人旅行客が中心で、われわれの売り上げに占める割合が大きい方ではなく、韓国観光注意令の影響は今のところ大きくない」とするが「北の核問題が引き続き話題になっており、これから日本人観光客の誘致が難しくなるとの危機感はある」と話す。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/04/25/2017042502581.html
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