【台湾】WHA参加、米国が支持表明も「困難で複雑」=外交部[04/25]

外交部(外務省)の王珮玲報道官は25日、定例記者会見で、
台湾の世界保健機関(WHO)の年次総会(WHA)への参加を巡る情勢は、従来より厳しく複雑だとの考えを示した。
訪台中の米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)のジェームズ・モリアーティ(JamesMoriarty)理事長は同日、
米国は台湾の国際社会における貢献を評価し、WHAへの参加を望んでいると発表している。

台湾は25日から、米国と共同でデング熱など蚊媒介感染症の診断精度の向上を目指す国際研修会を開催。
モリアーティ理事長は同会に出席し、台米間はこれまで密接な協力関係にあったと述べ、
「世界的問題の解決に向かうとき、われわれは台湾の加入を全力で求めるべきだ」と強調した。

王報道官は、モリアーティ理事長は同会に出席し、台湾のWHA参加への支持を行動で示したと述べた。
しかし、現時点でWHO事務局側と十分な意思疎通は図れているものの、
「正直に言うと、これまでのようにスムーズではない」と厳しい状況を示唆した。
外交部と衛生福利部(衛生省)は、参加に向けて努力を続けるとしている。

モリアーティ理事長は29日までの滞在期間中、蔡英文総統や関係省庁を訪問する予定。
トランプ米大統領と中国大陸の習近平氏が今月上旬に会談を行ったのに加え、
5月下旬に開催されるWHAの招待状がいまだに届いていないことなどから、同氏の今後の動向に注目が集まっている。

以下ソース:フォーカス台湾 2017/04/25 18:57
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201704250004.aspx
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