民進都連、候補3分の1が離党ラッシュ

小池都政の中、東京離党ラッシュが止まらない民進党。25日も現職の都議が離党を表明する中、夏の都議選へ向け、苦肉の策も浮上している。
小池都知事を中心に、ずらりと並ぶ女性たち。
小池都知事は「こうやってそろうと、すごいですね。まず、カラフル」と話した。
小池都知事を支援する地域政党都民ファーストの会」は、夏の都議選の候補者として、25日までに36人を公認。
このうち、14人が女性となっている。
都議選をめぐっては、自民党も、引退を表明した「都議会のドン」こと内田 茂氏(78)の後任に、内田氏よりも51歳若い中村 彩氏(27)を擁立すると発表したばかり。
その千代田区では、都民ファーストの会が公認する、樋口高顕氏(34)との戦いが注目される。
24日、自民党の下村都連会長は「選挙を戦うわけですから、敵ということになるので、自民党都民ファーストの戦い」と述べた。
都議選への準備が加速する中、民進党では25日も現職都議が離党を表明した。
離党を表明した酒井大史都議は「政権交代を目指していた民進党当時の気概を失ってしまっていることに、現在の党勢が顕著に表れているものと考えている」と話した。
離党を表明した酒井都議は、民進党会派「東京改革議員団」の団長代理。
民進党では24日、団長の山下太郎都議など2人が離党を表明したばかりで、これで都議選の公認候補36人のうち、3分の1を超える13人が離党の意思を示したことになる。
民進党は25日、先日、離党を表明した長島昭久衆議院議員の除名を正式に決定したが、離党ラッシュは止まらない状況となっている。
民進党政党支持率は、最新の世論調査でも自民党に次ぐ2位だが、支持率は6.6%と2016年3月の党名変更後、過去最低となっている。
3位の共産党とは、わずか1.7ポイントの差。
そこで、民進党内からは「離党した候補者の推薦」、党勢拡大を図る新たな策として、無所属で立候補することを認めたうえで、推薦する案が浮上している。
しかし、党内からは「あり得ない。戦う前から腰砕けになっている」といった声も。
政治アナリスト・伊藤惇夫氏は「公認候補の当選の数がたとえ少なかったとしても、民進党系ということでカウントできると。苦肉の策といってもいいんでしょうね」と話した。
今こそ、野党第1党としての自信や誇りが求められている。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00356367.html
FNN  04/25 21:17
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