北、未確認情報に過剰反応 機関紙「3つの空母接近」で批判の論評

【ソウル=桜井紀雄】朝鮮人民軍創建85年を翌日に控え、北朝鮮は、軍事行動も排除しないトランプ米政権への対抗姿勢を鮮明にするとともに、
米原子力空母の朝鮮半島周辺への接近を繰り返し非難している。

現地からの報道によると、平壌では24日、通りに「4・25」「慶祝」と書かれた看板などが掲げられ、祝賀ムードを演出している。
軍創建85年を記念した中央報告大会も開かれ、朴永植(パク・ヨンシク)人民武力相が演説で「敵が軍事的冒険に出ようとすれば、
先制核攻撃で侵略の牙城を地球上から消し去る」とトランプ政権を牽制(けんせい)した。

朝鮮労働党機関紙、労働新聞は24日、論評で「3つの米空母打撃群が朝鮮半島周辺に押し寄せている」と指摘。
戦争を除いて前例がないとし「米国の対(北)朝鮮侵略ヒステリーがいかに無分別な段階に至ったかをはっきり示している」と批判した。

だが、近く日本海に入る見通しのカール・ビンソン以外に、朝鮮半島周辺に向かう米空母は確認されていない。
一部報道や韓国のネットの噂を基にしたとみられ、北朝鮮が、米空母の動きにいかに神経をとがらせているかを物語っている。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170425/frn1704251530008-n1.htm
zakzak by 夕刊フジ  2017.04.25
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