挑発繰り返す北に「強く自制求める」 安倍-トランプ緊急電話会談の中身

安倍晋三首相は24日午前、ドナルド・トランプ米大統領と、約30分間、電話会談を行った。
北朝鮮は85回目となる「建軍節」(朝鮮労働党創建記念日)を翌25日に控え、「6回目の核実験」などをチラつかせている。
日米両首脳は、緊迫化する朝鮮半島情勢について協議し、強固な日米同盟を確認した。トランプ氏はその後、中国の習近平国家主席とも電話会談した。

「突っ込んだ意見交換を行った。私からは、すべての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示すトランプ大統領の姿勢を高く評価した」
「いまだに危険な挑発行動を繰り返す北朝鮮に強く自制を求めていくことで完全に一致した」
安倍首相は日米電話首脳会談後、官邸で記者団にこう語った。両首脳は今月6、9両日にも電話会談している。

北朝鮮は、国連安保理決議を無視して、核・ミサイル開発に突き進み、「わが軍と人民はいかなる特段の選択もいとわない」などと、戦争も辞さない姿勢を示している。

北朝鮮をけん制するため、朝鮮半島付近に向かっている米海軍原子力空母「カール・ビンソン」は現在、西太平洋のフィリピン海で、海上自衛隊護衛艦2隻と共同訓練を行っている。
安倍首相は共同訓練について、「北朝鮮の核・ミサイルの問題は国際社会にとどまらず、わが国にとって極めて重大な安全保障上の脅威だ」
「引き続き米国と緊密に連携し、高度な警戒監視態勢を維持し、わが国として毅然として対応していく」と語った。

世界最強の「カール・ビンソン」は数日中に日本海に入る見込みだ。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170425/plt1704251530001-n1.htm
zakzak by 夕刊フジ  2017.04.25
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