ケニアの幹線道路で２５日、長距離バスとトラックが正面衝突して、乗客少なくとも２６人が死亡しました。バスの運転手はその場から逃走したということで、警察が行方を捜査しています。
ケニアの南東部の町、カンブの幹線道路で２５日、長距離バスとトラックが正面衝突しました。
地元メディアによりますと、この事故で、バスの乗客少なくとも２６人が死亡したほか、トラックの運転手も大けがをして、病院で手当てを受けているということです。
長距離バスは、首都ナイロビから第２の都市モンバサに向かう途中だったということで、現地からの映像では、車体の前と左側の側面が大きく壊れ、内部も大きく壊れている様子が確認できます。
地元メディアは警察の話として、バスが前の車を追い越そうと対向車線にはみ出し、走ってきたトラックと正面衝突したと伝えていますが、
けがをした乗客の１人は「タイヤが破裂する音が聞こえたあと、バスが操作不能となって、トラックに頭から突っ込んだ」と話していました。
バスの運転手は、その場から逃走したということで、地元の警察は逃げた運転手の行方を捜査しています。
ＷＨＯ＝世界保健機関によりますと、ケニアでは４年前には交通事故で亡くなる人は１万３０００人近くに上り、
中でも、バスなど公共交通機関の乗客が事故に巻きこまれて亡くなるケースが後を絶たないと指摘していて、現地の政府やＮＧＯと協力し、交通事故を減らす取り組みを進めています。
配信 4月26日 4時58分
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